高血圧の人はどんな食事をすればいいの?
高血圧と食事療法
高血圧の方は、食事療法で血圧をコントロールする事が基本になります。
普段の食生活を見直すだけでも血圧を下げる効果が高まります。
高血圧の方の食事は、栄養バランスが良くて塩分の少ないメニューがおすすめです。
皆さんもご存知のとおり、高血圧では塩分の取りすぎが症状を悪化させる原因となります。
塩分の理想的な摂取量は6gとされています。
高血圧治療ガイドラインによると6gが目標とされています。
しかし、日本人の平均摂取量がおよそ12gであり、普段私達はかなり塩分の多い食事を摂っているといえるでしょう。
血圧を下げる目的とはいえ、急に塩分の少ない食事にすると、味気ない食事と感じる方が多いと思います。
食事によるストレスは好ましくないので、減塩は時間を掛けて1gずつ徐々に減らしていくのが上手な減塩方法とされます。
高血圧に適した食事になるように、出汁を効かしたり、ネギや生姜などの香味野菜をふんだんに使うことも、良い減塩方法ですね。
また、塩分の薄さに舌を慣れさせながら、規則正しく腹八分目を心掛けて食事をする事も高血圧治療では重要です。
この、腹八分目というのはメタボ対策にもとても重要であり、メタボリック解消法にはこの上ない対処法なのです。
高血圧症は肥満とも関連が深いので、肥満気味の方は食事量を減らし、早食いも止めてゆっくり食べるようにするだけで体重は減るはずです。